2013年4月6日土曜日

新年度

新年度の活動開始です。池畔の桜が終わるころオオクチバスが産卵を始めるので、稚魚が生まれるのを阻止する「繁殖抑制活動」がこの時期のメインです。内容は、産卵前の親バスを捕獲することと、よく産卵する場所をチェックして卵があれば除去することです。バスの産卵は6月初めまで続くので、その間週2回の産卵チェックが欠かせません。

産卵チェックのようす
写真は産卵チェックのようすです。今日は朝日新聞の人が取材に見えました。今年は桜が早かったのでバスの産卵も早いかと思ったのですが、今日は卵は見つかりませんでした。手釣りで捕獲したバス7匹のうち1匹がメスで、大きな卵巣を抱えていました。産卵された卵を見つけて除去するより、産卵前に親魚を駆除するほうが、労力的にははるかに楽です。しかし全部の親魚を捕獲できるわけではないので、産卵チェックをやめるわけにはいきません。

悩ましいのは、井の頭池にはバスが産卵できる場所が、我々がチェックしているところ以外にもかなりあるらしいことです。今日も捕獲したブルーギルの胃からバスの卵が見つかりました。